YAMAMOTO kouheiの過言雑言

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<<   作成日時 : 2013/09/16 13:48   >>

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 食糧がムダに捨てられている事実はよく知っているが、詳しい事情まではあまり知られていない。日本はもっとも食糧を無駄にしている国の一つだと思っていたが、日本だけではないらしい。
 「もったいない」というドイツのドキュメンタリー映画がある。日本でも上映される予定だ。二か月ほど前に試写会の招待状をもらったので渋谷のアップリンクまで見に行った。
映画のHP >>>>  http://mottainai-eiga.com/
 この映画の取材からできた本が「さらば食糧廃棄」。食べ物の半分がごみとして捨てられており、食糧危機の対策としては生産を増やすより廃棄を減らすほうがはるかに効率的だ。
 データはともかく、本書ではじめて知ったこともいろいろある。たとえばEUの規制によって曲がったキュウはしばらく前まで流通できなかったそうだ。廃棄された食糧を家畜のえさにすることも禁じられている。最近、日本でもバイオガスが注目されているが、食品廃棄物はメタンにするより飼料にするほうが環境負荷ははるかに小さいし理に適っている。映画と本書では日本の事例が登場する。ただし、取り上げられている事例のいくつかの事業は、横浜のはまぽここはーくを除いて、すでに閉鎖されてしまっている。
 日本ではごみの性状や組成、廃棄される原因などを社会科学的に研究する体制がほとんどないが、本書ではいくつかの大学や研究機関の情報が出てくる。日本では廃棄物を扱うのは工学系で、焼却や埋め立てなどの処理技術が中心。社会科学たとえば経済学や社会学、家政学などでの研究はほとんどないように思う。食糧廃棄の問題は社会科学として研究されるべきで、日本ではその取り組みは著しく遅れているように思う。
 本書に先駆けて「世界の食糧ムダ捨て事情」という本もある。こちらはイギリス人の書いた本。ここでも日本、台湾、韓国は「希望の島」として紹介されている。食品廃棄物を飼料として利用していることが、どうやらヨーロッパでは注目しているらしい。
 食糧廃棄の問題は意識の問題でもあるが、生産、流通、販売のシステムとしての問題でもある。そこを研究することが必要だが、ここはヨーロッパのほうがはるかに進んでいる。

さらば、食料廃棄 捨てない挑戦
春秋社
シュテファン・クロイツベルガー

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