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zoom RSS 政治は面白い?

<<   作成日時 : 2007/03/05 00:32   >>

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 最近立て続けに読んだ本、「構造改革の真実−竹中平蔵大臣日誌」と「小泉官邸秘録」。後者は小泉前総理の秘書の飯島勲著。長期政権となった小泉内閣が交替して、その評価がいろいろと論議されている。この2冊は内閣の内側から書かれた本で、一気呵成に読んだ。
 抵抗勢力と称した与党守旧派と霞ヶ関官僚との攻防は、戦国時代の軍師ものを読んでいるようで面白い。
 身びいきであることを相当割り引いても、小泉さんという人は卓越したリーダーであったことが書かれている。道路公団の民営化、郵政民営化、不良債権の処理、三位一体改革、自衛隊のイラク派遣、北朝鮮への電撃訪問と拉致問題への対応、どれをとってみても旧来型のリーダーでは成し遂げられなかった政策である。行き過ぎた市場主義、格差問題など批判も様々あるが、政治のありよう、政策決定のプロセスを大きく改革した事実は評価してよいと思う。
 竹中前大臣の本に度々出てくる言葉が「戦略は細部に宿る」というフレーズ。飯島氏の本の内容と重ねると、経済財政諮問会議で大枠の目標を設定し、スケジュールを決めて、抵抗勢力を次第に追いつめていく戦略は、見事という他はない。骨太方針は骨太であるが故に細部の詰めに妥協の余地があると思わせながら大枠で合意形成を図り、つぎのステップでは「工程表」を策定して課題をひとつづつつぶしていく。
 竹中平蔵の政策立案能力もたしかに高いが、節目節目で駆け引きも含めて政治的決断を下していく小泉さんは、なかなかの勝負師である。小泉さん自身に政策立案能力が備わっていたというわけではなさそうだ。「丸投げ」ということがよく言われたが、目標を設定して政策の中身は竹中さんはじめ、専門家に任せていたことが伺える。優れたリーダーであった理由は、適材適所に人を使ったことにつきる。まさに人事がすべてである。
 2冊ともに、ドキュメンタリーとしてなかなか面白い。今まで知るよしもなかった官邸の内幕や政策決定過程がよくわかる。政治学のテキストになる。
 ところで昨日は大学のゼミのOB会があった。政治学科なので、政治や行政の話がよくはずむ。筆者はゼミの5期生で現役は36期生。OBには行政学者や国会議員、地方議員、公務員、マスコミ関係が多い。恩師の寄本勝美教授は地方自治が専門である。こういう本を面白いと思って読むのは、やはり政治学徒としてのDNAが刷り込まれたおかげか・・それにしても、竹中平蔵も小泉純一郎も慶応ではないか。都の西北のOB政治家よ、もっとしっかりしてくれ・・・
 
構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌
構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌

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