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zoom RSS モンゴルの少女プージェー

<<   作成日時 : 2006/10/01 15:41   >>

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 墨田区の環境ふれあい館5周年のイベントが開かれている。昨日はNPO雨水市民の会として、「プージェー」の上映会をやった。プージェーというのはモンゴルの遊牧民の少女の名前。探検家の関野吉晴さんとプージェーの交流のドキュメンタリーである。
 関野さんがモンゴルの草原で、馬に乗り、家畜を追うプージェーの姿をカメラで追う。少女は「撮影するならもっと離れて!馬が驚くじゃない」と叫ぶ。少女は何とまだ6歳。プージェーの家族は祖母、母、プージェーと2歳のいとこ。おじいさんは脳梗塞で寝たきりだという。関野さんの話では、遊牧民は男手がないとやっていけない。女手だけの家族には試練が待ち受ける。母は馬泥棒にさらわれた39頭の馬を探して1か月も草原を歩き続ける。
 ソ連が崩壊し、その弟分のモンゴルも市場経済化する。遊牧民ではやっていけないと、プージェーは小学校に入る。馬に乗る凛々しい姿とはうってかわって、幼い少女の顔だ。関野さんに、次来るときのプレゼントはコンピュータゲームがよいとねだる。
 関野さんは翌年再び訪れる。そこには母の姿はない。落馬して、保険証がないから、遊牧民は治療費が払えないからと診療を断られ、翌日なくなったのだ。そして・・・数年後にふたたびプージェーのゲルを訪ねるが・・・
 切ない結末に涙せずにはいられないだろう。関野さんとの出会いから、「夢は日本語の通訳になること」と話していたプージェーは・・・
 関野吉晴さんは墨田区出身の探検家で医師で、現在は大学の先生である。アフリカからアメリカ大陸まで、人類が拡散していった行程を人力だけで逆にたどった。グレートジャーニーと呼ばれる人類の長い旅をたどる過程でプージェーと出会う。
 淡々と遊牧民の暮らしが描かれるだけのドキュメンタリーだ。6歳の少女が家畜を操り、放牧の手伝いをする。そんな暮らしが信じられるだろうか。人が自然の中で生きる過酷さ、それを当然として受け止める遊牧民の人たち、そして市場経済の波に翻弄される事実。
 観客にアンケートを書いてもらったが、ほぼ全員が感想をしたためてくれた。上映会の司会をやった私の手を取って感動を訴えるおばあさんもいた。映画を見た子どもの反応は複雑である。面白かったという感想はない。地球のどこかで実際におきた現実の出来事であるが、自分たちの暮らしとはいかにも距離がありすぎる。はたして彼らは何を感じたのか・・・。
 プージェー。ぜひ見てください。自主上映もできます。

映画プージェーのオフィシャルサイト >>> http://puujee.info/index.php
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関野吉晴「我々は何処から来たのか―グレートジャーニー全記録」〈1〉移動編
我々は何処から来たのか―グレートジャーニー全記録〈1〉移動編

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